古民家ひらぬま
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築百二十年余りの古民家でゆっくり味わう緑とカフェタイム
ここ数年はコロナ禍の影響もあって旅行に行くことは難しい状況でしたが、そろそろどこかに出かけてみたくなります。
日帰りや一泊くらいの気軽にいけるところでもいいし、ちょっと足を伸ばして遠出するのもいいですね。
なにか特別なことをしなくても、のんびりまったりした時間をすごしたい、そんなときに訪れるなら「古民家カフェ」がピッタリです。
目次
古民家を改装したカフェが人気！
「古民家」は、もとは住居として人が生活していた家屋です。
そんな古民家を、その時代の特徴や趣を残しつつリノベーションし、カフェとして新しい命を吹き込んだのが「古民家カフェ」。
そこは過ぎ去った時代や時間を懐かしむノスタルジックな空間で、ゆっくりカフェタイムを楽しめるとして、幅広い年代の方々にとても人気です。忙しい現代人にとって、日常の喧騒を忘れてゆったりとした静かな時間を過ごすことができる場所は、特別で贅沢なもの。それが人気の秘密かもしれませんね。
おすすめの古民家カフェって？
古民家カフェは人気のカフェスタイルなので、中には「古民家風カフェ」というものも存在します。新しい建物でありながら、古民家風のデザインにしている、モダンでおしゃれなカフェです。
せっかくなら、歴史ある本物の古民家カフェに行ってみたいですよね。古民家カフェを探すなら、築年数や、建物自体が地域の文化財に指定されているといった点に注目してみましょう。
また、周りの環境が良い立地というのもポイントで、豊かな自然に囲まれたロケーションはヒーリング効果も期待できますし、きれいな空気も味わえます。
さらには、その地元ならではの郷土料理やこだわりのスイーツがいただける古民家カフェなら、絶対に行ってみたいですね。
古民家カフェにさっそく行ってみたい！という方におすすめの「古民家 ひらぬま」をご紹介いたします。
飯能の「古民家 ひらぬま」
明治時代中期に建築された「旧平沼寛一郎邸」をカフェとして改装し営業しています。囲炉裏を囲む座敷の落ち着いた雰囲気の中で、縁側から眺める庭や遠くの山々の緑に癒やされながら郷土の自然食やこだわりのスイーツを味わえます。
江戸時代の和風建築を色濃く残したこの建物は、飯能市の景観重要建造物にも指定されていて、落ち着いた色調の外観はその趣を増し、飯能市の豊かな自然と調和して、人々の暮らしが息づく山里の景観に溶け込むようにたたずんでいます。
周囲を山林に囲まれた入間川沿いに立地していて、地元でも有名な古民家ですが、令和4年4月にリニューアルオープンし、新たな魅力を感じられるスポットになりそうです。
本格的なジェラートが楽しめる
また今回のリニューアルにともない、「古民家ひらぬま」のインショップとしてジェラート専門店「じぇらてり屋ひらぬま」が開設されたことも楽しみなポイントです。
一般的なアイスクリームよりも乳脂肪分などが少なくヘルシーなジェラートですが、さらにここでは地場産の旬の果物や野菜をふんだんに使用し、栄養素にも富んだ「からだが喜ぶ」ナチュラルスイーツとして楽しめます。
この手作りジェラートはオンラインショップでのお取り寄せも可能です。
古民家の良さとは
古民家は、長い時を経た建物の持ち味を壊さず、古さをそのまま味わいとして楽しめるのが魅力です。
古民家は建てられた時代によって建築様式がさまざまで、その時代ごとの日本建築の技術が使われた見応えのある建物が多く、現代ではなかなか見ることができない造りやデザインを間近に鑑賞できるのは貴重です。そして時代的背景による特徴だけでなく、それぞれの地域の郷土色も色濃く見られ、伝統文化を肌で感じることができるという点も古民家の良さでしょう。
古民家カフェに行く前に知っておきたい、古民家の味わいをご紹介いたします。
歴史的な価値を感じる建物
ところで「古民家」とは、どのくらいの古さのものをいうのでしょうか？
一般的には、日本の伝統的な木造建築技術によって建てられた築50年以上の住宅などを古民家というそうです。
なかでも明治時代に建てられた古民家は、江戸時代から引き継がれた「和」のテイストに「洋」のエッセンスを加えて建てられているのが見どころで、歴史的に重要な建築物として指定されているものも数多くあります。それゆえ外装や内装のひとつ一つに歴史的な価値を感じることができ、まるで博物館さながらの歴史の深さを感じられます。
また、古民家は、農家や町家といった庶民階級の伝統的な住居であったことから、人々の暮らしを伝える文化的価値も大きいといえるでしょう。
誰もが落ち着く懐かしい空間
明治期に建てられた古民家では、畳敷きの座敷に、板張りの廊下や土間といった、どこか懐かしい風景に出会えます。
まるで田舎のおばあちゃんの家に遊びに来たかのような安心感に包まれ、不思議と誰もがくつろげる落ち着いた雰囲気に心が和みます。
現代の家屋ではほとんど見ることができない板張りの「縁側」は、そこから続く庭の緑や遠景に自然と風を感じながら、開放的で静かな時間を過ごすことができる癒しの空間です。
古民家カフェのココに注目！
古民家カフェに行ったら、特別な空間を存分に味わうために注目したいポイントがあります。
- 非日常を楽しめる！
- レトロな空間で写真映えもばっちり！
- こだわりのコーヒーやスイーツ
3つのポイントを詳しく解説いたします。
1.非日常を楽しめる！
古民家カフェでは、外装や内装のデザインひとつ一つが、新鮮な体験をさせてくれます。
そこに一歩足を踏み入れると、日常とは切り離された、古き良き時代のゆったりとした時間が流れているかのようです。
単に古い建物というだけでなく、そこから続く周りの景観と、カフェとして整えられたインテリアは、過去と現在が同時に存在するような不思議な空間であり、古い時代の人々の暮らしを感じながらも、現代の私たちは非日常を楽しむことができます。
2.レトロな空間で写真映えもばっちり！
1世紀以上も前に建てられた古民家は、使われている建材が現代建築にはない重厚感を味わえます。
そんな古民家カフェの中で写真を撮影すれば、まるでタイムスリップをしたかのような、おしゃれで不思議な写真になることでしょう。
また、お店自慢のオリジナル料理やスイーツも「映える」こと間違いなし！ここでしか出会えないものたちを写真に収めるのも、古民家カフェに行く理由となるでしょう。お洒落なインテリアが施されたレトロな空間には、最近流行りのレトロな服装で訪れてみてはいかがでしょうか。SNSで注目を集める写真や動画がたくさん撮れそうですね。
3.こだわりのコーヒーやスイーツ
古民家カフェのレトロな空間で過ごすゆったりとした時間は贅沢そのものです。
そしてもう一つの醍醐味はなんといっても、お店こだわりのコーヒーやスイーツをいただけることでしょう。お客様に喜んでいただけるようにと工夫を凝らして作られたメニューの数々に胸がときめきます。
心を込めて淹れられた美味しいコーヒーの香りは、古民家の暖かい雰囲気を一層引き立てます。そしてオリジナルの手作りスイーツは、私たちにきっと驚きと感動をくれるはずです。
古民家カフェ巡りの魅力
ここまで古民家カフェの魅力をお伝えしてきましたが、建物やインテリアの雰囲気、コーヒーやスイーツの独自の味わいなど、それぞれに異なる魅力を持つ古民家カフェならば、1カ所だけでなく、いくつも廻ってみたくなります。
どこかの有名な観光地を目的にした旅行もいいけれど、美術館巡りをするように古民家カフェ巡りをするのも楽しそうです。
テレビやインターネットで見たことのある古民家カフェを実際に訪ねることができたらと、考えるだけでもワクワクします。
あなたもきっと訪れたくなる、古民家カフェ巡りの魅力をお伝えします。
旅行先でさまざまなカフェに巡り会える
旅先で訪れるカフェは旅行の楽しみのひとつですが、そのカフェをお目当てにして出かけ、その周辺をついでに観光するというのも、新しい旅のかたちかもしれません。
地域の風土や生活様式によって異なる古民家の違いに注目して、古民家カフェ巡りをしてみましょう。
「レトロ」のひとことではくくれないほどに、それぞれに異なる唯一無二の空間と時間、それはそこにしかない「価値」との出会いともいえます。
それぞれのお店の看板メニューにも注目
古民家カフェで絶対に外せないのがそのお店ごとの看板メニューです。
多くの古民家カフェには必ずといっていいほど、その店自慢のコーヒーやスイーツ、地域ごとの特産品を使ったオリジナルメニューがあるものです。それぞれのお店で独自の趣向を凝らした、その地元でしか味わえないメニューの数々は、訪れる人々を和ませ、楽しませてくれるはずです。
そしてそれは旅の思い出を鮮やかな記憶として残してくれることでしょう。
まとめ
人気の「古民家カフェ」の魅力と楽しみ方をご紹介いたしました。
時代を超えてなお味わいを増す古民家という空間は、時代の息づかいを感じられるタイムカプセルのようです。
一歩足を踏み入れると、そこには過去と現在が交差する非日常の世界が広がっています。
豊かな自然に囲まれた「古民家 ひらぬま」で、縁側からお庭を眺めつつゆっくりとジェラートを味わう、そんなひとときを体験してみてはいかがでしょうか。
歴史を感じるレトロな空間と素敵なカフェタイムを味わいたいという方は、ぜひ「古民家 ひらぬま」を訪れてみてください。