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古民家について

書院造りの座敷|古民家ひらぬま(築130年・埼玉県飯能市上名栗)
古民家ひらぬまの座敷と床の間|築130年の古民家

文化財の古民家を、客席に

明治20年代後半(1895年前後)に建てられた、築130年ほどの古民家を客席にしています。建物や庭・蔵・板塀も山々と溶け合い、当時の景観を保っています。
古民家の写真
切子柄の帯
築130年の古民家ひらぬま 館内

客席になった座敷

増改築がほとんど行われないまま残った家です。ご案内する席そのものが、この家の見どころになっています。一階は書院造りの座敷に、テーブル席と座敷席を設えました。縁側に面した席からは、庭越しに名栗の山並みが続きます。 ・指定年月日:平成31年4月1日

武家屋敷式の書院造り

田舎にありながら、土間といろりを備え二階を蚕部屋とする養蚕農家の民家ではなく、武家屋敷風に建てられています。一万本に一本といわれる黒柿の床柱、自然に朽ちた木の欄間、銘木の狆潜り、丁寧な組子細工、違い棚の支柱、襖絵、金唐和紙、花鳥をあしらった釘隠し。当時の大工と職人の思いが込められています。当時としては珍しいステンドガラスやガラス障子も多く使われ、歪んで見えるガラスが時代を物語ります。電灯の笠やスイッチには、大正末期にこの地域へ電気が敷かれた当時のものが、今も現役で使われています。
朽木の欄間や襖絵など当時の意匠
古民家ひらぬまの客席

和洋折衷の二階席

板張りの床に、アンティークの家具。太い梁が露出し、窓の外には観音山の借景が広がります。歴史と開放感が共存する空間で、時間がゆっくりと過ぎてゆきます。

石庭と岩松

江戸末期に作られたと伝わる石庭風の庭は、名栗地域にはあまり見られないものです。庭一面に這う岩松は、古いもので樹齢百年を超えます。奥の書院造りの部屋の廊下からは、庭越しに観音山の借景をご覧いただけます。
観音山の借景を望む客席

景観重要建造物 飯能市指定第一号

手入れの行き届いた落ち着いた色調の外観が、周囲の自然と調和し、山里景観の核となっています。平成25年(2013年)10月に埼玉県の景観重要建造物に指定され、平成31年(2019年)4月1日に飯能市へ移管されました。現在は飯能市の指定第一号です。

西川材と、名栗の林業

この家が建てられた頃、名栗は林業で栄えていました。山で伐り出された木は筏に組まれ、名栗川から入間川、荒川を下って、約一週間かけて江戸まで運ばれました。火事の多かった江戸では木材の需要が大きく、この地域の良材は、江戸から見て西の川を下ってくることから「西川材」と呼ばれました。

鳥居観光の母体も、江戸時代から続いた林業です。この家は、名栗に代々続く平沼家の新宅として建てられました。

空き家から、客席へ

二代目の平沼寛一郎まで住まわれたのち、この家は空き家になりました。残すか壊すかを迷った末、埼玉県建築士事務所協会いるま西支部に調査を依頼したことが、保存の出発点になっています。調査によって、民家でありながら華麗でモダンな意匠が施されていること、庭・蔵・納屋・板塀を含む全体が貴重であることが、あらためて確認されました。

古民家探訪エコツアーや雛飾り展、紅葉あかり展を経て、いま、この家は客席になっています。

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切子柄の帯
外観
店舗内
店舗名 古民家ひらぬま
住所 〒357-0111 埼玉県飯能市上名栗201
電話番号 042-978-6998
●電車でお越しの場合 西部池袋線・飯能駅、JR八高線・東飯能駅より 国際興業バス「名栗車庫」「名郷」「湯の沢」行乗車、 約50分「宮の平」下車すぐ。
●車で起こしの場合 圏央道/狭山日高ICから飯能市内軽油、約45分 青梅ICから岩蔵街道または成木街道経由、約45分
●駐車場ございます。

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